アイスクリーム屋さんでアルバイトをしていた時の出来事です。
大阪のなかでも比較的郊外の地域にあり、系列店全体としては若いお客さんが多かったものの、私が勤めていた先は地域柄高齢者の方が多いのが特徴でした。
私の店では、ある特定のタイミングでセールを実施しており、その日は限定個数を決めて安くで商品が買えるというものでした。
勿論、限定数がなくなれば終わりです。
ところが、セールだと言うからわざわざ来たのに限定数が終わっていたことで、不快な思いをした、ここまで来るだけでも、これから帰るのも一苦労だ、絶対に許さないと言ってはばからない高齢男性が現れました。
セールの趣旨を説明しても、絶対に許さないの一点張りでした。
アルバイトの店員のなかに、随分とソウルフルな子がいて、その子がずっと高齢男性と問答を繰り返していました。
何度、深くお詫びをしても「絶対に許さない」の一点張りの高齢男性。
他のお客さんも帰ってしまうなど、店の営業にも支障が出始めました。
最終的に、そのアルバイトの子が言った言葉が、
「死ねばよろしいでしょうか?」というトンデモナイ一言。
いくら謝っても許してくれないのであれば、もう死ぬしかないという理屈だったようです。
しかしこれはなかなか効果的な言葉で、「ああ、死ね」とは言えません。
その高齢男性も
「いや、そんなことは言ってない…」と弱気になり始め、その後しばらくの問答の末に帰りました。
出すタイミングには要注意ですが、どれだけ謝ってもまんじりともしない場合には、思い切ってぶっこんで見るのも効果的なのかもしれないと感じました。
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