店舗にて洋服を販売しています。
サービス業が長い人ならわかりますが
「ひとは見た目で判断できる」んです。
年間何百人も真剣にお客様の顔を見て接客していると自分の中で分析データーが出来上がります。
お客様の顔つきや目つき、言動で性格や考えていることまでわかってしまうのです。
しかもネガティブな事がらはかなり強く刷り込まれています。
その一つ
「買ってもいない商品に対しての文句が長い」お客様へのスカッとする対応法です。
あるお客様が商品を注意深く慎重にご覧頂いています。
何となく
「あのタイプのお客様かもしれない」と気づきます。
「実際に買いたいものを探しにご来店」とは違う雰囲気。
ズバリ
「暇がありたまたま足を止めたので商品をツールとして自己顕示欲を満たしたい」タイプ。
お声がけをします。
目が合い確信しました。
でも一応確認です。
「こういった感じのお洋服お好きなんですか?」お伺いしました。
そうすると少しずつ商品に対しての文句が出始めます。
そうしてこういうのは買う必要がないとすら仰います。
確信しました。
すぐに作戦を発動です。
販売員である私のほうがその商品と近くに陳列している商品のリスクをお客様以上に申し上げます。
しっかりとした口調で理路整然と感情を込めずアンセールスポイントをしっかりお伝えします。
最低5個は必要でしょうか。
お客様はきっと
「私が真剣に商品を見ているからこの販売員、テンプレどおりにこの商品を真剣に奨めて来るだろう」とお考えになっているはずです。
パターンとしては
「商品を一生懸命奨めてくるのに対しその文句を言うことで自分の欲を満たしたい、意見を通してスッキリして帰る」
それなのにこの販売員は逆の行動をしてくる。
さぞ驚かれたと思います。
また女性は同調で満足を得る性質があります。
ネガティブ意見で徹底的に同調、それどころかさらにその上を行くのです。
そうすることでお客様から簡単に信頼を得れます。
そうするとここからが勝負です。
セールスポイントに切り替えて話を進めていきます。
もちろんきちんとした商品知識に基づく正しい内容です。
そうするとお客様のほうから食いつきがありたくさんお買い上げになりました。
売っている側として商品の文句を言われると腹がたちますが、それをいったん置いて
「どれだけ正しい情報でも、伝える人に信用が得られなければ何も生まれない」このこと生かしたやり方で効率的に売上を上げるという方法です。
お互い円満にスカッとするのではないでしょうか。
お客様としてもそこまで悪意がない場合が多いので今回ご購入なさった服で素敵な着こなしをしていただけたら本望です。
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