スカッとする 私の元上司の撃退法

スカッと

これは、私が百貨店で務めていた時のお話です。

当時働いていたお店では食品を取り扱っており、夕方閉店近くになるとセールを行っていました。

仕事帰りの方、これから遅めの夕食を取られる方でかなり混み合うことが多かったです。

仕事帰りにさっと立ち寄る方が多かったのですが、中にはわざわざ何十分も前からセールを狙って待っている人がいました。

何度も売り場にたつ私に、いつからセールをするのか、まだやらないのかと急かすように聞いてくる方で、それも1度のみではありませんでした。

セールを狙ってしつこく待ち続け、仕事中の私を何度も呼び止める方に困っていることを上司に相談しました。

すると上司は一緒に売り場に立ってくれて、セールのやり方を買ってくださる気持ちのあるお客様や楽しみにしてくださる方の為にと、看板を出した時に並んでお行儀よく待ってくださる方から対応し始めました。

いつもその方は並ばずに割り込んできていて、周りの方はその方の剣幕に押されて近づけない面もありました。

さらにそのお客様は、セールに出せる品数や種類が少ないとクレームを入れはじめました。

そして、上司にむかって文句をいうその方に対し、見たことの無い冷たい顔で、1列にお並びください。

なお、数量限定ですので、出ている商品限りの販売です、と1番後ろに自分の部下を呼んで誘導し、並んで頂いていました。

当然の対応かもしれませんが、周りのお客様の失笑もあり、もうそのお客様は来なくなりました。

他のお客様からもあんな買い方は品がないわねと言われていたのでなおさらかもしれません。

当然の対応を毅然とやり抜くことがどんな変わった人にも通用するということが分かりました。

大きな声で列にお並びください、並んで頂いた方からの対応をさせていただきますと言い放った上司からよく学ぶことが出来ました。

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