姉から聞いた話です。
同居する姑さんは、御多分にもれず孫の教育に干渉してくるタイプ。
姑さんの口グセは、
「何でも…」と言葉を先につけて話はじめます。
「何でもそう!」
「何でもやるの!」
一方、姉は真面目な主婦で教育熱心なタイプです。
この二人が一日の大半を家で過ごしているだけでも何かが起きそうなのですが…特に食事の時間は真剣勝負。
食べ物に好き嫌いがあるのが姑さんで、キュウリやスイカなどの瓜系が苦手です。
そのため、毎日の食事を作る姉にとっては、何かと食材に気をつかったり、小学生の子供のためには敢えて瓜系も出したりします。
ある日の食事の時間、姑さんが大声で
「何でも食べるの!」といつものようにエキサイト。
何に対して熱くなってるかと思いきや、孫がサラダに入っているキュウリに手をつけていなかったようです。
無言でいる孫に姑さんは続けて、
「食べ物を選んじゃダメだよ。何でも食べないと大きくならないよ!」の勝手なダメ出し。
姉は小学生に今更言うか!と思ったようで、母目線では、子供はキュウリが苦手ではなくただ食べる気持ちがなかっただけに移ったのです。
そんなこんなも何のその、永遠と続く姑さん
「ほらキュウリ、食べなさい!」
すると、しばらく黙っていた孫が静かに口を開きます。
「は~ちゃんが食べたら僕も食べるよ」
キュウリが苦手な姑さんに孫の一本!
勝負ありです。
孫の一言で、やっと黙って食事をしだした姑さんにスカッとした姉でした。
あとがき
今までおばあちゃんに何を言われても黙っていた甥っ子の気持ちを考えると…
これを機に、姑さんには言動を改めてほしいと願う叔母でした。
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