某ファミリーレストランに訪れたときです。
メニュー表を選んで食事を選んでいるときに、一人の店員さんの動きに目をとらわれました。
その店員さんは、食事を終えて客が帰った後のテーブルの掃除をしていました。
通常であれば食べ終えた皿を積み重ね、端に寄せ、テーブルを濡れ布巾で軽く洗います。
しかしその店員さんは一味違いました。
まずお皿の積み重ねですが、一つ一つの皿がくっつかないように片手に安定した形でのせていました。
この場合、食器の重なる音が出ずに静かに食器を片すことが出来ます。
また食器を洗う際にも、食器全体が汚れることがないので比較的早く簡単に食器を洗うことが出来ます。
また食べ終えた汚い食器が積み重なったものを運ばれるよりも、一枚一枚食器のデザインがほどこされて綺麗に運ばれていく様子は見ているこちらも初めての経験でした。
そして、食器を一旦厨房の流し場へと運び終えると、次は消毒スプレーと布巾を持って現れてきました。
通常、テーブルをふく際、エプロンのなかにある布巾をさっと取り出し、その場の流れでささっとテーブルをふくだけで終わりという店員が多いと思われます。
しかしこの店員さんは、しっかりと除菌スプレーをテーブルに吹き掛けながら、清潔そうな布巾で汚れをぬぐいとっていました。
わざわざそこまで清掃にこだわっている店員さんを見たことがありません。
そして最後には、メニュープレートの表裏上下を整え、元のメニュープレート置き場に戻していました。
また大きいメニュープレートは奥に小さなメニュープレートは手前に置くことで、お客様がメニュープレート全体に目が行き届くように配慮していたことにスカッとしました。
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