失礼なお客様にスカッとする一言

スカッと

わたしがコンビニエンスストアで働いていた時の出来事です。

市のスポーツ施設の近くにあり、現役を引退したご年配の方々がその施設でイベントがある時にはお手伝いに行っているようで、全体的にお客様の年齢層が高めな店舗でした。

足しげくスポーツ施設に通っている年配の男性が、毎朝買い物に来ていました。

首にはスポーツ施設の名札を下げ、作業着のような服をいつも来ておられました。

名札のお名前から、Kさんとスタッフの中ではよばれていました。

Kさんは、毎朝プリペイド式のカードを無言でレジに出し、コーヒーを買っていきます。

しかし、時々何も言わないのに、レジが済んだ後
「から揚げもだけど?」と横柄な態度でフライヤーも買ったつもりだったと言い放ちます。

毎回無言でプリペイドカードを差し出すだけなのに
「コーヒーだけでよろしいですか?」
「今日はから揚げはどうなされますか?」と聞かなくて答えてくれません。

それでも、毎日来てくれるお客様なので、スタッフそれぞれがきちんと対応していました。

Kさんがある日、いつもと違うフライヤー商品を購入していきました。

いつものから揚げじゃなかったね、と話していたのですが、翌日の昼の忙しい時間に来店しほかのお客様が後ろにたくさん並んでいるにもかかわらず、
「これ、うまくなかったわ!!」と大きな声でフライヤーの商品を指さしました。

並んでいたお客様は、みなKさんのほうを見ました。

立派な営業妨害です。スタッフの心象はこれまで以上に最悪になりました。

そしてある日、スタッフの一人が店頭でフェイスアップ(商品の前出し作業)をしていると、後ろからKさんが話しかけてきました。

「おばさん、あんた賞味期限切れだね。」と。

その女性は30代後半。

おばさんといえばおばさんかもしれないけれど、Kさんよりは相当若いのです。

その女性は怒り心頭しながらも、愛想笑いをしてカウンターに戻ってきました。

しかし、それを背後で聞いていた店長がKさんに
「あんたはとっくに期限切れだから、廃棄したほうがいいね。」と一言。

いつも態度の悪いKさんを見るに見かねた店長が、スタッフの女性を守ってくれたのです。

それ以降、Kさんはほとんど店に来なくなったそうです。

お客様が一人減ってしまったけれど、大切なスタッフを守ろうとしてくれた店長の愛が感じられた出来事でした。

接客業をしていると、いろんなお客様に出会います。とても丁寧な方、お金を投げる人、電話をしながらやイヤホンを着けたままの人、
「1番」とたばこの番号だけしか言わない人など様々です。

店員を見下しているのか、なんとも思っていないのかはわかりませんが、自分自身、店員さんに不快な思いをさせないよう、普段買い物をするときには
「お願いします」
「1番のたばこを一つください」
「ありがとうございます」と言葉に出すことを心がけています。

子供もその姿を見て、同じように買い物をしています。

どんな仕事でも、相手は人だということをきちんと認識し、お互いが気持ちよく過ごせる世の中になればよいのになと思っています。

コメント

  1. たばこの番号で伝える件ですが、店員さんの中に禁煙者の方がいると銘柄伝えてもわからないだろうなと感じ、気を使って敢えて番号呼びしておりました。番号呼びのほうが覚えやすいという気遣いです。

    私も接客経験あるので横柄な客は多々見てきたため、気持ちはとても分かります。
    しかし、店員さんへの気遣いのつもりが『横柄な客』と勘違いされるのも悲しいですね。

    店員さんの中にも横柄な方や態度が悪い人はたくさんいます。
    ラーメン屋さんで席はがら空きなのに、指定の席を半ば強引に案内したり(多忙時間が来る場合は来客人数をみて回転率を上げる為、相応な席に案内する場合はよくわかりますが)
    店員さんのペースにそぐわないお客さんに舌打ちやら、文句いったり『なんで今店来るんだよ。空気読めよ』など
    不愛想で下向きながら何を喋ってるかわからない声量で接客したり
    部下や後輩への怒鳴り声など

    又聞きの話ってその人目線で話すから誰が良いか悪いかは直接見ないとわからない範疇だと私はおもいました。

    スタッフの女性も大変気の毒だし、それを守ろうとした店長もそこの従業員の皆さんにとっては素晴らしい言動だと思いますが、
    お店の主がお客様にそのような言葉をかけるのはいかがかと感じます。職場の先輩としてはかっこいいですが、一店長としては失格です。

    私もそのような客はいくらでも見てきました。正直腹が立つことなんてざらです。しかしそれでも常に購入いただくお客様に対しては、他のお客様への迷惑行為・万引きなどの犯罪行為以外なら笑顔で対応致します。