小学校半ばぐらいかな?元々末っ子で実の兄からおもちゃ扱いされてたりですっかりやられっぱなしが当たり前の子供に成り下がってた頃。
近くに新築のマンションができてゴミ捨て場に引っ越しの残骸のガムテープが沢山捨ててあった。
そこでいじめっ子ってわけでもないかもしれないけど近所の2個下ぐらいの悪ガキと遭遇した。
オドオドしてる自分は格好の餌食、早速ガムテープでグルグル巻きにされる。
今考えたら体格で明らかに勝てる相手なのになすがままにされる俺、三つ子の魂百までとはよく言ったものでグルグルにされる。
何時もならずっとされるがままだったのだがその日は何故か気付いてしまった。
「なんで俺こんなチビにされるがままなんだろ?」
その瞬間とてつもなく頭にきた。
目の前に居るのは体格で勝てないクソ兄貴じゃない、アニキに植えつけられたトラウマは解消されてないけどなんでこいつにまでおれはされるがままなのか?
気付いたら唯一自由な足でそのガキの腹蹴り上げてた。
「ぐっ!」
みたいな声あげてうずくまるガキ。
殴り返したりされる事もなくうずくまって半泣きのガキ。
ここで
「力こそ全て!!!」とか思っちゃったら俺の人生別の意味で終わってたのかもしれんね。
俺が悟ったのは
「やられるままだと何時迄もやられるままだ!」
って事。
それから人生が凄く楽になった、決して暴力に訴えることが正解とは思わないけど時に暴力さえ使えないほど負け犬になってたら人生は暗黒だと思った。
今じゃ体もでかくなって絡まれる事さえ無いけどきっとあれがなければ今でも図体ばかりデカイいじめられっ子のままだったのかな?と思うと背筋が寒くなる。
ネットの反応
79: 名無しさん@おーぷん
>ここで
「力こそ全て!!!」とか思っちゃったら
なんとなく北斗の拳思い出した
そしてなぜかハート様で再現されてしまう…
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