問題児である同僚の一人がどんどん自滅していくスカッとする話

スカッと

サッカーのアジアカップ見て思い出した話。2002年の日韓ワールドカップがあった年、新社会人だった自分はとある会社に就職した。

その中に今回の問題児である同僚の一人(♂・以下A)がいた。

そいつはやたらと自分に八つ当たりしたり
「ボケ!」とか罵倒してきたり嫌がらせをしてくるようになった。

それで自分はAに、
「俺がお前に何かしたか?」と聞いたら
Aは、
「お前という魔の手から女の子を護るんだ!」と、意味不明な事を言って鼻息を荒くしていた。

後で聞いた話、同期入社した十数人の中で殊にかわいいと評判の女の子がおり、その女の子(以下Bちゃん)に一目ぼれしたAは、俺とBちゃんが仲良く話していたのが気に食わなかったらしい。

Bちゃんを彼女にしたいAは、別の同僚からBちゃんがサッカー好きという情報を仕入れる。

前述の如くワールドカップイヤーなのでこれを餌にAはBちゃんに近づこうとした。

と、同時に野球好きである俺に
「野球なんてジジイが見るもの」
「これからの時代は野球じゃなくてサッカーの時代」
「野球の人気は下がっていて野球やるやつなんていなくなる」
「野球見てるお前(俺)なんて糞!カス!」
「野球なんてダサい!」と、言いたいこと言ってくれたw

「お前巨人ファンじゃん」ってツッコミを入れると

「俺は巨人なんて知らん!俺はヴェルディのファンだ!サッカーが好きなんだ!」と叫んでいた。

talk-to-moyamoya12

その時である。Bちゃんが
「俺くーん!」と話しかけてきた。

「あ、おつかれー」と挨拶すると、

Bちゃんが
「俺くん!バルサの試合た!?」

「あー…見てない!どうだったの??」

Bちゃん
「ちょっと何してんの俺くん!凄く面白かったんだから!」という会話をしていたらAの鋭い視線を感じたので、俺はBちゃんに
「こいつサッカー好きらしいよ?」と言った。

BちゃんがAに
「A君ってサッカー好きだったの?」と質問。

そしてAは自信満々に
「そうそう!ヴェルディ川崎のファンだよ」と発言。

するとBちゃんは一言。
「今は東京ヴェルディなんだけど…」Aはぽかーん。

Bちゃんは
「A君ホントにサッカー好きなの?」と、疑惑の目を向ける。

それでもAは
「も、もちろん!」と若干震えながら言う。

Bちゃんは
「じゃあヒデはいま何処のクラブ?」とAに質問。

Aは
「ヒ、ヒデ?ヒデは…ペルージャ!」と解答。

Bちゃん爆笑。

俺が
「パルマだよwww」と言うと、Aは俺に対して
「なんでお前が知ってんだよ!」と怒りをぶつけてきた。

「いやw俺もサッカー好きだからwww」と言ったら


「お前はカープファンじゃなかったのか!カープファンがサッカー語るな!」


「野球の時代は終わったんだ!これからはサッカーの時代だ!」と、声高に叫ぶ。

俺が
「うるせーよ巨人ファンがw」と言ったら今度はBちゃんが言う。

Bちゃん
「巨人好きなの?あたしホークスファンw」

Bちゃん
「てかさ、サッカーの時代とか言うけど、A君ワールドカップ終わったらサッカー見ないんでしょ?」

Bちゃん
「ワールドカップの代表戦しか見ない人がサッカーの時代とか言わないでくれる?」と。

言われまくったAは半泣きになりながらBちゃんに
「野球なんてダサいじゃないか…」と発言

それに対してBちゃん。
「そんなこと言うあんたがダサいwwwあ、それとあたし、彼氏いるから」と、トドメを刺したw

その後、Aはワールドカップが始まる前にスピード退職し、Bちゃんはその数年後にその彼氏と結婚し寿退社した。

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