うちは元商人の家なんだけど
トメは元武士の家でそれが自慢で何かというと、武家では武家だと武家の場合はって五月蠅かった
義兄が結婚して、正月に義兄嫁と二人で義実家に来た時
「義兄嫁さんはご存じないだろうけど、○○藩の伝統でお正月はこういうお雑煮を」って始めた、すると義兄嫁さんはパッと顔を輝かせて
「あら!○○藩に所縁があるんですか?」って言った
トメは
「この家では無くて、私の実家の○○家が代々○○藩藩士で」って得意げに話し出したんだけど、義兄嫁は○○家ってつぶやいた後、首を傾げていた、そして
「あの、○○会でお会いしたことがありましたでしょうか?」ってトメに聞いた
トメは
「○○会?」と初耳の顔で聞き返し、義兄嫁はますます困惑顔で
「○○藩の旧家臣の会です」と答えた、とたんに焦りだすトメ
義兄嫁はさらに
「失礼ですが、○○家というのはどういった役職の?俸禄はどのくらいですか?」と追い打ち
色々話しているうちにどんどんボロが出てきて、実はある中堅藩士の家の、さらに使用人の家の下働き(武士ではない)の家系と判明
義兄嫁さんは、その藩の家老の家柄で、結婚前は名代で○○会に良く出ていたらしい
聞き覚えのない苗字に戸惑って、いろいろ突っ込んでしまったみたい
まだ義兄嫁さんの性格が分からないので、天然か養殖か分からないけど凄くスーとした、余談だけどお雑煮は○○藩のお雑煮とは似つかないものだったww
ネットの反応
お雑煮だけに煮ても似つかないとは
ネタにしか見えない
トメが○○藩伝統のお雑煮って言って作ってたのは
赤味噌に蕪や大根が多めに入って、焼いた丸餅が入ったやつ
この大根は藩主○○公が関が原で闘う前に、食べたのが所縁で焼いた丸餅はうんたらかんたらで、以来○○藩の藩士の家では正月には…ってもっともらしく話してたの
実際は、京都から迎えた正室の姫のために澄まし汁仕立てで、人参牛蒡大根と青ネギが入って餅は焼かない小さな長方形
長方形の餅は、合戦前に願掛けをしたお寺の護符が由来、ってさ
雉も鳴かずば撃たれまい
ネタでもいいよ
なんだかすっとした
うん、久しぶりに読んでいてスッとした
うん
さらに義兄嫁の◯◯会の話そのものが義兄嫁のとっさの創作だったら
さらに楽しいわ
この話どっかで見た気がするなぁ
京都ですましで角餅のお雑煮…?
武家武家言いたがるトメって多いのかな
>>758
白味噌で丸餅だっけ?
京都だけどお澄ましで焼かない丸餅だったわ、うちw
>>759
同じ作家さんが書いたんだろ
おっさんでも普段から武家武家いう奴いるから、姑ならなおさらだと思う
マジ武家っていうか士族の人は一言も本人は武家武家言ったことなくて、葬式いったら士族のマジ本家ってわかってビビった
過去にも
「自分の家は○○の家老に仕えた、○○と同名だから親なしの嫁子を貰ってやった」なクソトメとエネ夫がいたな。
で、本当に○○直系の姫様な報告者の嫁子が、本家を継いだ伯父夫婦に協力依頼して素性バラす、と。
殿や姫の血を引くならまだしも
家来で何を威張れるんだろうな、っていつも思うよ
というか徳川家とかも集まりがあるけど、なんか痛々しいよね
赤の他人が嘘つく事を防ぐ意味では必要かもしれないけど、過去の栄光すぎる
おっと織□信成の悪口はそこまでだ
家宝とか家系に伝わる物が散逸するのを防ぐという意味でも必要だろ
武□アンリ思い出したわ
うち母親が平家で父親が源氏系の末裔で、毎日源平合戦が開催されるも何故かいつも平家が勝利
これは呪的復讐仕様かしら
田舎者ってすぐに 先祖は平家の落ち人 って言う
塾でみてる生徒さんが北条義時の子孫w
本物の名家になると東京が本宅、旧領地が別宅で法人化した旧宅及び地所の管理を社員になった家老以下が見てて
地元の所縁の祭祀の取りまとめもやってるから、過去の栄光云々とかは見当はずれも良いところなんだけどね…
コメント
面白かった〜