初彼が
「君のためを思って言ってるんだよ」系モラハラだった。
田舎から上京してきたばかりのボーっとしたアホだった私は
「そっか~私のためを思って言ってくれてるんだから応えなきゃ!彼くんいい人!」と思っていた。
彼は大学で同学年だけど4歳上。
他の大学をいったん辞めて受験しなおしたから皆より年上だった。
都会に生まれ育った4歳も上の人に
「君のため」
「教えてあげる」
「よかれと思って」と言われあれよあれよという間に洗脳された。
彼は
- 「防犯のため」私のアパートに毎日入りびたって帰らなくなり
- 「よかれと思って」私のお金を管理し出し
- 「都会の味を教えてあげる」と言って毎食うちで食べてはダメ出し
- 「君のためを思って」友達との付き合いを制限し門限を設けた
そのうちちょっとでも気に入らないことがあると小突いたりつねったりするようになった。
服を着ると見えない部分(内腿とか)をギューっとつねるので一時期は内出血だらけだった。
変だ変だと思ってはいたけど段々逆らう気力がなくなって、言うことを聞いていた方が痛い思いをしないで済むから従うようになりその状態が半年も続くとハイハイ言ってるのが普通になってしまった。
人間ってどんな状況でも慣れちゃうんだね。
あと
「自分がだまされてると認めたくない」っていう心理も働く。
モラハラされてる人がよく
「でもあの人もあれでいいところがあるのよ」なんて相手をかばうけどあれは
「ババを掴んだと認めたくない心理」ってやつだと思う。
自分がそうだった。
そんなこんなでガリガリに痩せた私を心配してくれたのが大学の友人A子。
このA子は彼氏に気に入られていて付き合いを制限されなかった。
A子はすごく如才ない子で、彼氏がいる場では彼氏を持ち上げてたから気に入られたんだと思う。
賢い子だった。
このA子がある日大学のOGを紹介してくれた。
聞かれるがままに私はこのOGの方に彼氏のノロケをしゃべった。
「私のことを思ってこんなにしてくれるんです~」と、今思えばアホなことを。
結論から言えばこのOGは彼氏の姉でした。
彼はすっごいシスコンで、大学に入りなおしたのも姉の後輩になりたいからだった。
いったん受けたけど落ちて、他大学に入ったけど諦めきれず中退してまた受けたんだって。
正座させられて
「よそ様に迷惑かけるんじゃない!」
「あんた何様」と姉に説教されて涙と鼻水たらしてる彼を見たら、尊敬の念がスーっと消えていった。
彼は姉にうながされてペコペコ土下座して、引きずられて帰って行った。
その後ちょびっと粘着されたけど
「お姉さんに言うよ!」って睨んだらすぐ逃げた。
他力本願だからスカっとしないかもしれませんが、自分は当時スッキリしました。
お姉さん今年結婚するらしくて、元彼が抗議のため家出中だと聞き思い出したから書き込みw
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