同僚に斉藤(仮名)という酒豪がいて、俺はビールジョッキ一杯飲んだらあとは烏龍茶とかなんだが、斉藤は毎回1升以上呑んで、それでもシャキッとしてるし翌朝はいつも通り早朝に来て仕事してる(ちなみにその人が参加する飲み会は全員が割り勘を嫌がるので、飲み代だけ各自ちゃんと計算して払う)。
社食でそんな酒豪ぶりを褒めていたら、他の課のやつが
「うちの課長の方がすごい」と口を挟んできた。
「うちの課長は2升は呑める」などというので
「いや、斉藤なら3升は呑めるぞ」と言ってしまった。
「じゃあ呑んで見せろ」という話になった。
斉藤も
「流石に3升は呑んだことないが、やってみようか」ということになった。
そしてその週末の土曜の夜に2つの課の親睦会が開かれ、その場で3升に挑戦することに。
一升瓶が3本並べられ、女子社員が注ぎ係となって注ごうとすると、
「いやこのままで」と斉藤は一升瓶を抱え、瓶を回すようにしてグビグビと一本飲み干した。
そして2本目も同じように飲み干すと、流石にきつそうな顔はしたが、3本目にトライ。
半分でいったん休んだものの、3本目も飲み干し、全員の拍手喝采を浴びた。
社食で絡んできた他の課の奴が詫びの言葉を口にした。
「いや斉藤さん、お見それしました。見事な飲みっぷりです。でも本当に3升飲んだことはないんですか?」と聞くと、斉藤は
「いや実は、初めてじゃないんです」と白状した。
なるほど、だから落ち着いていたんだなと思っていると、斉藤が言葉を続けた。
「3升なんて初めて呑むわけですから、自分でも本当に呑めるのかどうか確信が持てなくて。だから今日、家で試しに3升飲んできました」
おあとがよろしいようで(デケデンデンデンデン♪)
ネットの反応
アメリカンジョークみたいだな
見たことある
落語のネタであるのは書いた本人も知ってるよね
試し酒
お後が最悪なんだが
そんなに飲んだら倒れるわ
>>574
知らなきゃ最後の一行が謎だろw
>>575
小さんが一番面白かったわ。この前、別の落語家で聞いたけど、途中からベロベロになるという解釈だからつまらなかった。
コメント