全く意図せず生まれた団体武勇伝でスカッとした話

団体武勇伝 スカッと

全く意図せず生まれた武勇伝

大学生になって色んなところに遊びに行く機会が増えて出費が多くなったのでバイトを始めようと思った

とにかく手っ取り早くたくさんお金を稼ぎたくて給料が高くて交通費がかからないところを探した結果、バーとパチンコの二択に絞れた

前者は髪型や爪は自由だけど深夜の仕事、後者は時間帯は都合がいいけど外見に関する規則が厳しい

どっちにしようか悩んでいたちょうどその頃にゼミの最初の発表(発表の練習みたいなものだったのでお題は自由)でとある男子が気色悪いことを主張した

内容はうろ覚えなんだけど、欧米から取り入れられた人権や自由といった概念により日本古来の美徳が失われたとか、昔はアメリカでは黒人の奴隷が、日本では女が家事を担ってたのに女や黒人が自由になったせいで家事を担う者がいなくなって社会が回らなくなった、だから人権のような感情論は不要みたいなの

そのキモい発表の中に
「茶髪やネイルは欧米から取り入れられた価値観の弊害」みたいな主張があったもんで、そいつの求める黒髪であることが凄く気持ち悪く思えてしまった即刻バイトをバーに決めて、その日の内に髪を染めて爪も自分でマニキュア買ってきて塗った。

そいつのことが本気で気持ち悪かったから

そしたらなんと次の週のゼミでは女の子全員が髪の毛を染めて爪も綺麗に飾っていたwww

まだお互いに面識も薄かったから示し合わせた訳じゃなかったと思うw

そいつへの嫌悪や当て付けが動機かは分からないけど、その日の例の男子は見るからに機嫌悪そうにして足を机に乗せたり女子を睨んで舌打ちしたりしてた

一年の前期が終わる前に学校来なくなっちゃったから実害はなかったけどね

バーのバイトは友達も増えたし給料も高かったし賄いも美味しかったし貯金も増えて大成功でした

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