お眼鏡にかなうか分からんが身内ネタをひとつ。
母方の祖父の話。
お袋曰く俺（初孫）が生まれる際、
「俺をおじいさんなんて呼ばせない。大お父様と呼ぶよう教育しろ」とそれはもう口うるさく言っていたらしい。
お袋は
「呼ばせたいなら自分で頑張れば」と突っぱねてたらしいが。
さて時は経ち、祖父は俺含め8人の孫に恵まれる。
孫からの二人称は俺の指導の元、
「クソジジイ」で統一された。
俺自身物心ついたときには既に
「クソジジイ」呼ばわりだったので、当然指導した記憶もない。名付け親は俺らしいが知ったこっちゃない。
最初こそ
「大お父様」と呼ばせようと必死だったらしいが、子供には煩わしくて仕方なかったんだろう、
「クソジジイ」に拍車をかけ、そのうち諦めたらしい。
昔は厳格（というよりザ昭和の親父）でニコッともしなかったらしいが、孫が生まれて丸くなり、クソジジイ呼ばわりされてニコニコ喜ぶドMになってしまった。
さすがに今では俺らも大人になり普段は
「じいちゃん」と呼んでいるが、たまに誰かが
「クソジジイ」って呼んでやると完全なツンデレ。
口では
「誰がクソジジイか！」とか言いながら嬉しそうな顔してるし、呼ばないと呼ばないで哀愁漂わせるw
夏が終わる頃には両親と義両親に初孫見せてやれる予定だが、果たして強面の親父と義父をうちの子が何と呼ぶのか。
そしてその鉄仮面は孫の前に脆くも崩れ去るのか、非常に楽しみである。
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