汚い話注意。私が華の女子高生だった頃。
ある日曜の朝、下腹部の激痛で目が覚めた。
もう強烈に痛くて立ち上がるのもやっと。
子鹿みたいに足を震わせながら、まだ寝ている親の部屋を力無くノック。
普段めちゃんこ仲の悪い親子だったけど、もうそういうのとか気にしてられずひたすら「助けて……」
起きてきた母親は半ば床に這いつくばって泣いている私にびっくり!
たまたま近所の病院がカトリック系で日曜診療をしてたので、即刻車で連れて行ってもらった。
最大限にシートをリクライニングしてもらった車の中で数回リバース。
私
「(ひたすらさめざめ泣く)」
母
「あんた盲腸かもしれんね。覚悟してね」
私
「(痛すぎて半分くらいしか内容を聞いてない)」
こんな話が車内でループしてた。
で、病院で検査。
触診。
痛い。
もう起き上がる力も無く部屋の移動はストレッチャー。
レントゲンも寝たままどうにか。
診察室に戻って、貼りだされたレントゲンと女医さんを交互に見つめる母と私。
女医
「大腸が真っ白になってぱんぱんに膨らんで写ってるの分かる?これ、全部うんこ」顔から火が出るかと思った。
母がぽかんとしてから笑いだした。
つられて私も笑った。
処方してもらった強力下剤で、その日のうちにとんでもない量が出た。
大人になった今でも時々便秘を起こして大腸が胃を圧迫し、吐くことがある。
でもその時の経験から慌てず対処できるので、本当にあのときに糞詰まり体質なのが分かってよかった。
母とはあれ以来なんとなくいい関係だ。
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