スピード違反している奴が何を言っているのか

スカッと

私は兵庫県のホームセンターで勤務している時の出来事です。

ホームセンターではカー用品も扱っており、カーレーダーも扱いがありますが、価格が安い傾向にあることや店員の説明から安心して買い物がしやすいことなどから、専門店ではなく、カー用品を購入される方が多くいらっしゃいます。

そんな時の出来事でした。

声が低音で強面のお客様が怒りを全面に出しながら話しかけてきました。

「お前の所で買ったカーレーダーが壊れている、不良品を買わされた。こんなものを平気で売っている店は消費者をバカにしている。」

私はお客様にお詫びを申し上げました。

すぐに新しいものをと思いましたが、同じ商品は在庫がなく、お客様に到着までの間、上位機種の代替品を貸し出す提案を致しましたが、
「俺をバカにしているのか、店のプライドがないのか、今日に同じものを用意するのが筋だ。早く用意してこい」

私は在庫がない旨と上位機種を代替品とする案がなぜいけないのかが全く分かりませんでした。

しかし、お客様は本日中に用意するように迫ったきたため、多店舗の状況であるとか近隣で持っている販売店があるか聞きましたが、まったく取り扱いはありませんでした。

お客様は完全にご立腹で、店員を完全にバカにして、人生までも駆逐する勢いで迫ってきました。

私は段々とお客様にかけている時間がもったいなく感じ、どうしたら解決するのか率直に聞きましたが、
「お前にはカーレーダーの大切さがわからんのか、俺がスピード違反で捕まったら、すべてお前の責任だ。一生かけてでも償え」

この言葉に私はすべての感情を出しました。

「お客様はスピード違反を逃れるためにつけるのでしたら、私は違反者を出すために売りたくはありません。社会の違反者が偉そうに人生を語るのは滑稽な気がしますが、お客様はそんな人ではありませんよね」

お客様はちょっと怯みましたが、さらに追い打ちをかけました。

「お客様のスピード違反はお客様が人生を誤った結果引き起こしたものであり、商品があるなしに関わらずお客様が責任を持つべきだと思いますが、どのように考えますか」

お客様はムキになり、商品を置いて帰りました。

お客様がお店に怒りのスピードを出し過ぎた結果、違反切符を取ってあげました。

コメント