祖父の再婚で母が中心となった修羅場が起こった。夫婦とは…

スカッと

祖父の再婚で母中心に起きた修羅場。

祖父は若い頃から女遊びが激しい人だったらしい。

祖母は私が生まれる前に亡くなっていて、祖父と初めて会ったのは私が高校生の時。

祖父の最初の入院の時だった。

その時キャバ嬢みたいな人がちょいちょい出入りしてたのは覚えてる。

その後祖父いわく
「自分が若くいられる女より安らげる女を探した」、私が大学四年の時祖父が再婚するからと成人した孫(私と従弟)と私の両親と叔父が呼ばれた。

未成年の妹と従妹は叔母と遊びに行ってた。

祖父はその時70代半ば、相手の女性は妹と多分42か43、私の妹と干支ふた回り違うとか違わないとか親が言い合ってたから。

全部で7人、親たちはダイニングテーブル、私と従弟ははみ出して横のソファにいた。

祖父の再婚相手は襟元に白い飾りのついた濃いエンジ色のスカート丈の長いワンピースで、病院にいたキャバ嬢みたいな人とは大違いだった。

書き忘れてたけど、祖父は母方、祖父の実子は母と叔父の二人。

母達は
「再婚についてお母さんの事をどうこうは言わないけど、あれだけ女遊びして家にいなくて私たちには遺産すら残さない、そこまでコケにされて結婚に賛成はできない。成人してるんだから勝手にやれ」と。

再婚相手がそれに反論してきたんだけど、なんていうか祖父含め全員の予想を超える反論だった。
「相続放棄してもいいけど、今私が約束しても信じてはもらえない。遺産だけが問題なら結婚じゃなく私が祖父さんの養子になればいい、もし私が相続しなくても妻の場合の半分しか財産は相続できないし、遺留分は全体の6分の一になる。ただ戸籍上の繋がりがないと入院の手続きにすら不便するから、そこは譲って欲しい。」

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で、祖父に向かって
「私は財産目当てじゃないからあなたの家族関係をよくできるなら相続放棄はするけど、職なし財産なしじゃあなたがいなくなったら生きられないから専業主婦になるのはなしね」と。

祖父が母を怒鳴りだして、父と叔父が止めて話し合い決裂。

再婚相手は再婚はしたものの、遺産はかなり少なめに持っていったそうで、母は
「やっぱりお父さん(祖父)しか悪者はいなかった、少しはあの人と仲良くすれば良かった」といっている。

祖父が亡くなってもう六年、私も結婚が決まった。

あの話し合いの時、夫婦のことは夫婦にしかわからないと痛感したけど、祖父の気持ちがわかるような夫婦にはなりたくないなあ。

あ、これで終わりです

ネットの反応

494: 名無しさん@おーぷん

お祖父さんはクズなのに、再婚相手さん、まともな人だったんだ。

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