サークルの買い出し係に任命され、A男と私で三回ほど出かけた。
買い出しだし結構歩くから、当然パンツスタイルでスニーカー。
そしたら三回目にA男が文句付けてきた。
「なんでいっつもスニーカーなの」
「サークルで会う時はスカートにヒールだよね?俺と会うのにスニーカーは手抜き」
はあ???買い出しにヒールで行けってか。
かなり歩くし重い物も持つのに。
私がA男より重い荷物を両手に持つのもざらなのにヒール履けと?しかも「俺と会うのに」って何だよ。
デートじゃなく買い出しだろうが。
とこれを全部言い返したが、「スニーカーは手抜き」と言って譲らないから、しまむらで激安のミュール(5㎝くらいのヒール)買って履かせて歩かせた。
十分経たないうち「歩けない!痛い!」と音を上げたから「私だって同じだ」と言ったが
「男と女の足は違う!」
「その意見が通るかどうか皆に訊いてみろ」
A男、自信満々にサークルのLINEグループで訊き始めた。
結果、全員一致で「お前がバカ!!」
サークルの部長は「俺は男だ」タイプだからA男は味方してくれると思ってたらしいが、
部長「確かに俺は彼女にいつも綺麗な格好していてほしいけど、だから長く歩かせないデートコースにしてる」
「男と女の足は確かに違うが、女の足の方が丈夫なわけないだろ。スポーツの歴史全否定か」
「そもそもデートじゃなく買い出しだし、(私)はA男の彼女じゃない。俺の好きな格好しろとか言える立場か」
部長にコテンコテンに説教されて、A男半泣き。
「早く帰ってこい!」とどやされて、帰り道のA男はうつむいたっきり無言だった。
ミュールは部長の指導のもとA男買い取りになって、晴れてA男のものになりました。
今後好きなだけ履いてほしい。
ネットの反応
その後女装家に目覚めるA男であった。
完
良い話だ
まったくだ
これはいい話だ
(´゚∀゚)・:.・:∵ブハッ
コメント
はくしゅ