細々と好きなアニメの二次創作小説を書いていておこった衝撃

アニメ小説 スカッと

細々と好きなアニメの二次創作小説を書いていて、たまに同人誌を作ったりもしているんだけど、プロでもなんでもないとはいえ自分の小説のレベルや語彙力は上げたいから、よく好きな漫画を小説に書き起こしたりしている。

漫画だと全てイラストで表現出来ることを文章に起こさなければいけないから、自ずと自分の表現の幅が広がっていくような気がして結構楽しい。

ある日母が譲ってくれためちゃくちゃ古くてマイナーな漫画の単行本を読んでいたら、すごく面白くて泣ける読み切りが同時収録されていた。

作中に出てくる表現がとにかく美しくて、これは是非自分で小説に書き起こしてこの美しい表現をモノにしたい!と思った。

加えて作中に登場する主要キャラ二人の雰囲気が、私が普段メインで書いているキャラクター達と結構被ってて、せっかくだから登場人物を私の好きなキャラクターに変えて書き起こしてみよう!誰にも見せるわけじゃないしいいよね☆と思い実行。

結果、当たり前過ぎるほど当たり前なんだけど、今まで書いてきたどの二次創作小説より面白くて泣ける小説が完成した。

世間に出したらパクリでしかないので、まあ自己満足だなーと思いその小説が日の目を見ることは当然無かった。

一年ぐらい経って、私が書いているキャラクター達のアンソロジーを出すから寄稿しない?と声をかけられた。

承諾して、何か昔思いついたネタで使えそうなもの無いかなーと思いながらノートアプリを遡っていたら、
「こ、この号泣必至な小説は何なの?!」と言いたくなるような小説を発見。

自分で書いたはずなのに、読み返して思わず涙するほどの完成度だった。

こんな素晴らしい作品を何故世に出していなかったんだろう、寄稿する小説はこれに決まりね!といそいそ準備を始めたんだけど、原稿を送る一歩手前でいや待てよ、と。

これ昔読んだ漫画をパクって書いたやつじゃん!と気づいて血の気が引いた。

無料のサイトに載せるならまだ謝罪の余地はあるかもしれないけど、お金を取る同人誌、しかも個人で出すものではなくアンソロジーでこれはヤバすぎると思い、ちゃんと自分のネタで小説を書き始めた。

もしかしたら世間に出ている
「どう見てもパクリじゃんバレないとでも思ったの?」的な創作物はこういった経緯で出ているのだろうかと思った。

本職はデザイナーで物を作る立場というのも相まって、パクリなんて許せない!と思っていただけに、危うく悪質パクラーになるところだったということにショックを受けてる。

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