コンビニでバイトをしていた時のお話です。
ある日店内が混み合ってきたお昼時。
若いママと2人の兄弟が元気に来店しました。
2人とも元気一杯の少年でしたが、とくに下の子はやんちゃ気質らしく店内を駆け回っていました。
他のお客様の対応をしつつ、駆け回っている子が商品を壊したりしないか、また何よりも狭い空間を走り回って怪我をしたり他のお客様に接触しトラブルにならないかハラハラ。
若いママが、すすっとかけっこ少年に近寄って行ったのでやっと注意してくれるんだとホッとしていたら、
「〇〇くん、唐揚げたべたいかな?買ってあげようか〜?」と私の中では忘れられない一言!。
えぇ…注意するんじゃないの?!。
少年も「食べる〜!ママ買って〜アイスも買って〜」と店内で大声。
他のお客様も、最初は微笑ましく見てくれていた方でさえ、少しずつ無表情になっていったり、足早に帰っていかれたり(明らかにして不快そうに)、店員なんとかしろよ、のオーラを出されたり…。
仕方ないので、自分がなんとか平和的に注意しようと思った時、少年が中年女性に激突。
幸い怪我はありませんでしたが、女性も少年が見えておらず突然ぶつかったのでびっくりしたみたいでした。
私は急いで2人の状態を確認しにいきました。
若いママも、驚いたようであわててその場にきて少年の状態を確認していました。
幸い2人ともなんとも、なかったのでよかっですが、若いママは、ぶつかった女性に対して一言もなく、そのまま唐揚げを買いにお会計に行ってしまいました。
私と女性が呆れていた時、お兄ちゃんがそっと弟と私たちに近づき
「〇〇、ぶつかった人にちゃんと謝らないとだめだろ?お前がダメなんだから、ちゃんとごめんなさいしろよ、そうでないとお前ママみたいなタイプになるぞ」
と一言!
私はホッとした気持ちと、なんだかあのママよりも、ずっと大人な発言にちょっとした笑いとスカッと感がありました。
子供を叱らないダメ親をみて、あれはダメだ、と気づいてくれた少年と、弟にかけた発言にスカッとした気持ちになれました。
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