中3の頃、親友と思っていたAといつの間にか付き合ってることになっていた。
軽くスペック
- 俺: 男 美術部 160くらい 中肉
- A: 男 柔道部 170くらい 細い
いつも通り遊んでいたある日、Aから真剣な表情で
「恋人なのになんでそんな距離があるんだ」と言われ、軽くパニック状態。
驚きつつも
「付き合ってる覚えはない」と言うとショックを受けている様子。
色々疑問が出たので、Aに事情を聞くと
- 昔からの親友だが、優しいし格好いいなと思って最近、好きになっていた
- 告白は1週間ほど前にした、覚えてない?
- 嫌なことはしたくないし性的なことをするよりただ、傍にいてほしい
- と言うか彼女いないし、付き合わない?
と色々教えてくれた。
告白に関してはA曰く、通学路で一緒に歩いている時に
A
「付き合ってほしい」
俺
「いいよ、何処行く?」
みたいな告白の流れだったと言われた。当時は普段からよく遊ぶから遊びの誘いだと思ってOKしてしまっていた。
そのため、誤解を招いた所はまるっと謝罪して改めて付き合えない事、恋人にはなれない事を言うと
「分かった」と大人しく引いてくれた。その日は。
翌日からAが病み出した。
学校だと普通だが、放課後は俺から離れない。離れると追ってくる。そしてボディタッチがやたらと増えた。メールの頻度も増えた。
恐怖を覚え、Aを避け始めると殴る蹴る、首絞めなど暴力に発展。
学校ではニコニコしながら腹パン、タイキック、首を絞める。周りからはいつも通りじゃれているようにしか見えない。
放課後は皆と遊んでいても、最後まで残って俺と二人きりになろうとする。先に帰っても一緒に抜けてくるし、家まで来たことも何度もあった。
この辺りからは毎日、昼は好きなのにと言いながら暴力とボディタッチ、夜になればメールと電話が携帯にかかってくる。
Aは完全に病んだストーカーと化していた。
正直、Aは優等生でこんな事を周りに知られたらアイツはやっていけないと思い、誰にも相談できなかった。親も友達と知っているから言えなかった。一人で抱え込んでいた。
無視をすればいいのに、Aをどうにか元に戻せないかとメールで説得したり、直接やめてくれと伝えたりしていた。それが良くなかった。
毎日Aを避けつつ、時たま抵抗しつつ、精神的ダメージがかなり蓄積していたある日、Aの家で勉強会をしようと言われた。
行く訳ねーだろと伝えると、これで大人しくするから!と懇願されてしまい、一回行って元のAに戻ってくれるならと、のこのこ誘いに乗ってしまった。
Aの家に着いたら、玄関で押し倒された。やばいと思って抵抗したが、Aは離れず抱き着いたまま
「やっと出来た、ずっとこうしたかった」と呟く。
これは勉強会どころではないと焦り、俺はAを火事場の馬鹿力で力付くで押し退けダッシュで逃げた。
振り返らずに家に逃げ切ってそのまま、メールも電話も無視して寝た。
そこからは徹底的にAを避けた。
交遊関係を広げてAと関わりの薄い仲のいい友人たちを作った。
電話もメールも返信の回数を減らした。
学校で話しかけられてもさっさと切り上げて逃げ回った。
そのお陰か、卒業式までAは時たま学校で恨み言を言いながら首を絞める程度まで落ち着き、俺も安定した学校生活を送れるようになった。
受験はあったが、Aと俺は別々の高校になった。心底ほっとしたのを覚えてる。
しかし、卒業式の日にAが話しかけてきた。正直怖いしビクビクしてたら卒業アルバムの書き込みスペースを開いて
「ここにA大好きと書いてほしい」と。
そしたらきっぱり諦めると言うので書くだけでもう関わらないならと思い、書いた。
ニコニコしながらAは
「ありがとう」と言いながら去っていき、やっと終わったんだという解放感で胸がいっぱいになった。
そのあと高校になってからも若干ストーカーされたり、友人間でAとの仲直り大会が開かれたりと色々あってメル友まで戻ったけど、当時の心境的に修羅場だった。
ネットの反応
そのあと自殺しちゃうのかと思ったわ
初めてを奪われた話かと思った
>>425
俺も襲われる!?と思って逃げた。後々、落ち着いたA本人に襲うつもりだったか聞いたら受験ノイローゼで参ってたから心が弱ってて、人の温もりが欲しかったんだとか。そういうのはあんまり考えてなかったよと言われました
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